和紙職人
どんな仕事ですか?
和紙の原料である楮(こうぞ)を育て、その楮(こうぞ)を使って紙をすくお仕事です。
門出和紙は、お酒のラベルとしてとても有名です。それだではありません。お客さんの用途に合わせて、ハガキや便箋、また座布団やポーチなど意外な製品にも和紙が使われています。
丈夫な和紙だから、座布団なんかも作れちゃいます。すごいですね。
紙すきは農業です
「紙漉(す)きは農業です」
これは、小さい頃に私の師匠である父がよく言っていた言葉です。
その時はよく意味がわかりませんでしたが、大人になって一度東京の出版社に就職して、本を売るために農家の方々を回るお仕事をさせて頂く中で、この言葉の意味がわかってきました。
それは、紙の原料である楮(こうぞ)が悪いと良い紙がすけないことです。また、紙を作る過程は技術だけではどうしようもでさないほど自然条件に左右されること、ということです。
逆に言うと自然の変化を自由に紙に表現できるということが大きな魅力だと思います。
やりがい・魅力・おもしろさ
手作りの和紙は1枚1枚ちがっていて同じものがあリません。また、その年の気候や気温、原料の質、使う水などによって出来上がりの良し悪しが左右されます。
自然を相手にする仕事は大変ですが、その自然の恵みが美しい紙を育ててくれると思うと、なんだかうれしい気がします。
全国に誇れる伝統工芸の「門出和紙」。
柏崎にはすてきな文化が残っているんだよ。